宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

オープンキャンパス初日終了

 雨が心配だったんですが、幸い、時折晴れ間ものぞく天気に恵まれ、無事、今年度の北九州市立大学オープンキャンパスの初日はつつがなく終えることができました。
 文学部全体の説明会でのパワーポイントによるプレゼンは、実際に使いながら説明してくださった学科長が、きちんと画面に文字として示されていない部分を口頭で補うアレンジをしてくれたので、訴える力が増していたと思います。
 またその後の比較文化学科の懇談会では、5人の在学生さんたちと1人のOBさん(九大の院生さん)に壇上に上がっていただき、高校までの勉強と大学、というか比較文化学科の勉強の違い、学生生活(サークル、バイト、一人暮らし等)、進路(就職活動、資格、大学院等)について、座談会をしてもらいました。事前にそれぞれの学生さんからプロフィールをもらい、また今日も始まる前に簡単なリハーサルをしたおかげで、短い時間ながら、なかなか充実した、かつリラックスしたお話を参加者のみなさんに聞いてもらえたと思います。事前にいただいていた質問表に教員がお答えする時間が少し長くかかった(それだけたくさん質問をいただいたということなんですが)ので、在学生さんたちにも質問に答えてもらうことができなかったのは残念でしたが、最後に比較文化学科はここがいいのでおいでおいで、というメッセージを在学生さんたちからもらって終われたのはよかったと思います。
 さらにその後は、ワタクシめによります模擬授業ということで、1時間、日本のテレビアニメとディズニーとジブリの3点比較を、動きの表現に着目しながらお話させていただきました。先日留学生向けの授業でお話した内容をアレンジしたので準備はそんなに大変じゃなかったんですが、やっぱり緊張度が違いますね。
 目の前にいるのは今年ここの受験を視野に入れている人たちで、今は高1高2の時点でオープンキャンパスに来る人もいるので、ほんとに大学の授業なんて全然知らなかったりするわけですから、そういう人たちにまで届く言葉になってるかについて、完璧な自信があるわけではないですから、今日出て来られていたウチの先生方が6人も並んで聞いていて、さらになぜか後の方には理事長の姿まで見えると、彼らの温かい視線さえ「お前大事な行事にそんなちゃらけたクールビズで来といて失敗したら承知しねーぞ」という厳しい視線に思えてきます(笑)。そんな異様なプレッシャーの中、何とかミスもなく機材のトラブルもなく、ウケをとりたいところではちゃんと笑いもいただきつつ、ピタリと60分で終えられたのでよかったよかったとほっとしたのでした。
 講義終了後は二人組の生徒さんが昨夜テレビでやってた「ハウル」についての質問をしに来てくれたり、入試に関する質問を別の先生にしていたやっぱり二人組の生徒さんが質問を終わって帰るときに「春にお会いしましょう」と声をかけてみたところ、とってもいい笑顔で「はい、お会いしたいです!」と言ってくれたりしたので、結構うまくいったみたいです。こういうリアクションをしてもらえたのは、ほんとにうれしかったですね。
 いやー、しかし、疲れました。緊張してしゃべると体がすっごい凝るんですよね。でも気分はかなりいいのでこれからお風呂入って体ほぐして明日に備えます。予報では大雨なんですが、お願いですからあんまり降らないでほしいです。