宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今週の「日本の大衆文化論」

 は、特別講師編の第1弾、「ワイルドサイドを歩け−いかにして人生を棒に振るか−」と題して、劇衆上海素麺工場主宰の支那海東氏に、竹川大介先生が、彼のまさにワイルドサイドを歩き続けた人生について、お話をうかがうというスリリングな企画でした。
 支那海氏は、先だっての若松ツアーの際、プロデュース公演「自由な結合」で、我々と一部の学生は遭遇しているわけですが、大半の受講生にとっては初めて。支那海さん、それから並んで登壇してくださった劇団員であり小倉の旦過市場の八百屋さんでもある(すげー)天津甘栗さんの、圧倒的な存在感を目の前にして、200人を超える受講生諸君も必ずしも音響のよくない大教室(ほんと申し訳ない)で、みな耳をそばだてたのでした。
 我々お迎えする教員同士の打ち合わせ不足で、いささか段取りが悪く、必ずしもスムースな進行にならなかったため、「あーもうちょっと話聞きたいのにぃ」な辺りでチャイムが鳴ってしまったのですが(これは支那海さんたちにも、学生さんたちにも申し訳ありませんでした)、多くの学生に多大なインパクトを残したようです。幸い授業終了後も、支那海さんたちには希望の学生たちを相手に、大学中庭のスタードームで、長い時間話していただき、さらにその後の飲み会でも熱心な学生たち相手にほんとに深く強い言葉を投げかけ続けてくださいました。本当にありがとうございました。
 会は23時過ぎにお開きになったのですが、その後、僕と馬場先生と重信先生は、なんだかんだで深夜まで飲み、大学とは何ぞや、そして学問とは何ぞやと熱く語り明かすことになり、今頃ブログを更新することになったという次第なのでした。