宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の「比較映像(日本)」は

 最もテレビ・アニメ的な表現・演出スタイルを確立(というか洗練?)した作家の仕事として、出崎統の「あしたのジョー」と「あしたのジョー2」を取り上げ、矢吹・力石戦のクライマックスと「2」の最終話を見てもらいました。
 うちの学科は女子学生の比率が高いんですが、そうすると「あしたのジョー」のアニメ版を見る機会なんてなかなかないと思うんですよね。でもやっぱ、70年代から80年代初めまでの出崎作品の凄さには、アニメに興味を持つ若い人にはぜひ触れておいてもらいたいわけです。
 実際、以前、別の大学で見せてたときも、今日も、いろんな意味で「うわぁ」という反応があって、しめしめ、と思うわけです。ていうか、「2」の最終話なんて、なんべん見ても自分がちょっとうるうるしてしまうんですが。「リングでよ、世界一の男が俺を待ってる。だから、行かなきゃな」。ひー。言ってみてぇ。

あしたのジョー DVD-BOX(3)~TOMORROW’S JOE~

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