川崎市市民ミュージアムの件で話し合いをしてきました
台風による浸水被害を受けた川崎市市民ミュージアムについて、有志で文書を出した件
および、それに対する返信があった旨
につきまして、すでにご報告した通りですが、日程調整の結果、今日、私、細萱敦さん、佐々木果さんの3名で、川崎市市民ミュージアムを担当する市民文化局市民文化振興室にうかがい、文化施設担当課長の永石さん、同じく文化施設担当の藤堂さん、ミュージアム館長の大野さん、学芸部門長の佐藤さんとお話をしてきました。
まず、ミュージアムの現況の情報発信については、市から近々報道発表を行う方向で調整中なので、もう少し待ってほしいとのことでした。
→【追記】12月5日に報道発表があり、市のサイトに詳細な報告のPDFが掲載され、これをもとにしてNHKと日経と朝日に記事が出ています。
市のサイト掲載のPDF
NHK
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20191205/1000041100.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53008260V01C19A2L82000/
https://www.asahi.com/articles/ASMD55FY4MD5ULOB00P.html
情報の出し方については、反省している点もあるが、基本的には様々な方面への配慮が必要であるため慎重に対応しているということでした。
私たちとしては、
・専門知識を持った集団として、復旧活動に協力したいと考えている
・協力するためには、現状の説明と今後の活動方針・計画を知りたい
・その説明を踏まえた上で、我々のできることを提示したい
ということをお伝えしました。それに対して、まだ公表はしない前提で、ある程度現状についてのご説明をいただきました。永石さん、大野さん、佐藤さん、それぞれのお立場で今話せることをお話しくださったと思います。
それを踏まえて、さしあたり私たちがお手伝いできることがあるとすればこういったことでしょうかといったお話もさせてもらいました。
具体的なことがまだお伝え出来なくて申し訳ないのですが、現場で作業に当たられているみなさんは大変な作業環境の中、本当に頑張っておられるということが分かりましたし、今すでに情報が出ている通り、全国美術館会議から派遣されたボランティアスタッフのみなさんが現場で作業に当たられるようになっていたり、搬出した資料を保存するためのプレハブをミュージアム敷地内に建て、冷凍コンテナを用意するなどの、具体的な進捗も見えるようになってきていますので、市からの報道発表をお待ちいただければと思います(*上にリンクを追記しました)。
私たちも、依頼があればすぐ動けるよう準備をし、報告できることについては報告していきますので、引き続きミュージアムの状況を見守っていただければと思います。