宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

キッズ8人連れて「ドラえもん」

【6日の0時台に書いています】


 三男もまもなく小学校入学ということで、春休みに、幼稚園のなかよしみんなで「ドラえもん」の映画観に行ったりすると楽しいのでは?と思いつき、オクサンに頼んでお母さんたちに連絡とってもらって、日程合わせて行ってまいりました、「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」。
 このブログを検索すると(笑)、次男の映画館デビューで「のび太と奇跡の島」を観に行ったのが2012年(→ http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20120311/1331477897 )、次男三男と三男の友達とそのお兄ちゃんの4人連れて「のび太の宇宙英雄記」観に行ったのが2015年(→ http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20150412/1428842770 )。必ずしも毎年行ってるわけでもないんですね。
 一昨年のが、映画そのものはともかくイベントとして楽しかったので、今年はもっとたくさん連れてってやれと思った次第。
 たまたま3人の友達それぞれ小3、小4のお兄ちゃんかお姉ちゃんが1人ずつ付いて来たので計8人。弟チームも、まあそんなやんちゃ坊主でもないし、もうじき小学校だし、上はそんな大騒ぎする歳でもないし。という予想通り、みんな許容範囲のはしゃぎ方で、楽しいイベントでした。
 公開から1カ月たち、春休み最初の土日も終わってるからそんなに混んでないだろと思ったら、案外、吉祥寺オデヲンの10時半の回はほぼ満員。僕も含めて9人並んで座れるのは最前列だけだったんですけど、最前列真ん中のブロックちょうど9席に並んできゃっきゃしてる絵はなかなかかわいかったです。
 引率者の課題は劇場に入るときに子供用の補助シートを持たせて、席に着いたらまずちびっこチームをトイレに行かせ、それぞれ持ってきたお菓子はシェアするように言うくらい。
 何が一番大変だったかって、ちゃんと上映前に子供たちと一緒にトイレに行ったのに、上映開始後40分くらいから襲い来る尿意に耐え続けなければならなかったこと(笑)くらいでした。映画終わったら速攻トイレに駆け込みたいのを我慢して、お菓子の袋とか片付けさせて忘れ物ないか確認させて、入り口で待っといてねーって指示してからトイレへ…!みたいな。頻尿はほんと映画館行くとき困ります。
 映画そのものは、素晴らしい出来でした。子連れで行った過去2作、特に「宇宙英雄記」がだいぶ残念な感じだったので、あまり期待してなかったんですが、脚本、作画ともに非常に優れていたのではないかと思います。
 とにかくアニメーションとして、絵が動く・形が変わることの楽しさ・気持ちよさを全てのカットで見せようとしていたのがグッときましたし、お話的にもベタな悪役や敵を登場させることなく、先へ先へと興味を引き付け、最後の大きな危機へとグイグイ盛り上げていく構成になっていて、いわゆるダレ場がほぼなく、実際子供たちもずっと映画そのものに引き付けられ、笑い、驚きを共有したいときには横を向いて嬉しそうに少し話してまた画面に夢中になる、という感じでした。同伴の親向けみたいな友達っていいね、家族っていいね的な、お説教めいたセリフが全然なくて、でも作品全体を通してちゃんと良いものが伝わる形になってるのもよかったです。
 段々盛り上がってくる中で、かなりあからさまに宮崎駿作品で観たことあるなーっていうイメージやモチーフがちょいちょい出てくるんですが、それもさらに東映動画の長編作品にまでそのイメージの源流をさかのぼれるものだったりもしたので、同じ東映動画を源流とするシンエイ動画作品なので、ま、いっかと。
 4月の平日でも混んでたのは、作品自体のクオリティの力かもなと思いました。劇場に一人で行くのはちょっとなーというオトナのみなさんも、この作品はできれば劇場で観てほしいなと思います。
 

 観終わったあとは、おかあさんチームと合流してシェーキーズでランチバイキング。楽しく食べて解散。我が家は、僕の母が三男の入学式に合わせて上京してくる日でもあったので、長男が羽田に迎えに行き、オクサンは家を片付けて待機、僕と次男三男は夕方まで井の頭公園ポケモンGOして帰りました。夜は初めて東京の我が家に来た(おとうさんの方の)おばあちゃんといっしょにみんなで楽しくごはんを食べたのでした。夜寝るとき、ふとんに入ってすごい笑顔で足バタバタさせながら三男が今日楽しかったことを順番に「ドラえもんの映画とぉー、シェーキーズとぉー、ポケモンごーとぉー、おばあちゃんきたのとぉー、よるごはんとぉー」って言っていくのがめちゃかわいかったです。