宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

卒業式でした



 昨日26日は明治大学の卒業式でした。国際日本学部のミヤモトゼミも3期生を送り出しました。日中は雨との予報を覆し、夜の打ち上げが終わるまで雨は降らず。ゼミで外に出るような行事の時は雨が降らないというミヤモトの晴れ男伝説に新たなページが付け加わりました(笑)。


 3期生は、なかなか横のつながりが密にならないというか、全体で動こうするとうまく歯車がかみ合わないようなところがあって、指導教員としての力不足を感じることが多かったです。学生たちの学年ごとのカラーというのは、どうしても毎年それぞれあるものですが、チームを自分が思う理想の形に近づけるのは指導者の役割であり責任なので、やっぱり自分はまだまだ経験も努力も工夫も足りないなと思います。申し訳なく思っています。
 が、その一方で、卒論や、ゼミブログの最後のエントリのシリーズなどを見ると、ひとりひとりが2年間に受け止めてくれたものの深さは、例年に負けず劣らずだったと思います。ひとりひとりみんな、どこかしら、こちらの期待を上回る、うれしい驚きを感じさせてくれました。北九大の時から毎年思うことですが、つくづく学生には恵まれている教師だなと思います。
 同じゼミで2年間過ごしたことでできたつながりは、卒業しても消え去るわけではないですし、むしろ卒業してからも深まっていくこともあります。みんなそれぞれいろんな道を歩んでいくことになるわけですが、迷った時、疲れたときに、立ち戻ることのできる心の中の母港のようなものとして、このゼミがあり続けてくれるといいなと思います。というわけで、あらためて、みなさん、ご卒業おめでとうございました!


*3期生のゼミブログ「能動的2年間」はこちら。
http://miyamoseminar3.blog.fc2.com/
 卒論日記を経ての、最後の「卒業にあたって」のシリーズは、本当にそれぞれグッとくるものがありますし、2年前の最初の方のエントリと読み比べると、この2年間で、彼らがどれだけ成長したのかが具体的にわかりますので、未読の方は是非この機会に。
 あ、卒論集は、なんといまだにこだわって直している学生がいるので、まだ出来上がっていません。出来次第、また一般販売していきたいと思いますので、しばしお待ちください。