宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の寝る前の本

 今日は久しぶりに平日に夕ご飯までに帰宅。めっちゃ喜んでる子供たちの様子に、ありがたいような、申し訳ないような。
 寝る前の本は、図書館で借りてきたこちらを次男が読んでくれました。

しずかで にぎやかな ほん

しずかで にぎやかな ほん

 マーガレット・ワイズ・ブラウンで、谷川俊太郎訳のこんな本があるんですね。原書は1950年に出てますが、この翻訳は1996年。次男が自分でジャケ借りしてきたそうです。
 ちっちゃなこいぬのマッフィンが、夜中になにかしずかなおとで目を覚まします。何の音でしょうか。ありがはってる?はちがびっくりしてる?かいだんをぞうがつまさきだちでおりてくる?…ちいさなあおいはながさきかけてる?…といった調子で、普段それがどんな音を発しているかなど意識しない物事の音を、その様子の絵とともに想像させていきます。
 漢字は使っていませんが、谷川訳の言葉の選び方は、あえてあまりちっちゃい子に合わせようとはしていないようです。「ことりのはねがそらをきるような」とか。多分原書のニュアンスを汲んでいるのでしょう。
 でも次男は気に入っているようで、時々知らない言葉に引っかかりながら、機嫌よく読んでくれました。