宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今週もゆるっと

ブログでは告知してませんでしたが、昨日は米沢嘉博記念図書館で自分のトークイベントでした。

 

https://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-beastars.html

 

連休終わりに引いてしまった鼻風邪がずっと引きずってて多分副鼻腔炎になってて、ここ2週間頭がちゃんとさえてなくて準備がぎりぎりになり焦りましたが、何とか及第点のトークだったかなと。明日耳鼻科行かなきゃ。

 

そんなこんなで、今週のオフもゆるりと過ごさせてもらいました。

午前中パンクした自転車を修理に出しに行き、午後は、三男と一緒に三男が予約してた本を武蔵境の武蔵野プレイスに取りに行き、イトーヨーカドーの地下でミスド買って帰って家でみんなでおやつ食べて、午後4時ごろ再び三男と家を出て井の頭公園の西園でポケモンGOのコミュニティデイ。

このところコミュニティデイはいつも自分の仕事や次男三男のピアノ発表会と重なったりしてたので、三男と一緒にコミュニティデイやれたの何カ月ぶりか覚えてないくらい久しぶり。ダンバル以来?

15時~18時までって開催時間は、次の日に学校がある子供トレーナーには全然ありがたくありません。親としては普通に18時台には夕食食べさせたいわけで、外で遊ぶのは17時過ぎには切り上げたい、となると進化させて特別な技を覚えさせるのは17時前から、とかになるので、フルに3時間とかできませんよね。あと、2月とか3月とかそうでしたけど、日が暮れちゃって寒くなるってのも子連れにはきついと思います。

ナイアンティックさんには12時~15時開催に戻すか、13時~16時とかを検討してほしいです。逆に真夏は午前開催とか。なんかこのところ、このゲームはもともと大人向けのゲームなので大人の都合に合わせますって言われてるような変更やイベントが多い気がして残念です。平日昼休みとか平日18時~19時のレイドアワーとか、勤め人の大人ターゲットで、子供のことなんか考えてないですよね。

とはいえ、ウチの三男はもう、ほかにハマってることがいろいろあるし、前に書いたようにフレンド機能が全く使えない失望感もあるので、ポケモンGOにそんなに入れ込んでおらず、今日も1時間やれればいいやって感じだったので、そんなに不平不満はなかったのですが。

で、やればやったで楽しいアチャモ集め。アチャモ動きかわいいし。色違いも3体出ましたし、なんだかんだ楽しく過ごせた小一時間でした。

そんなこんなのお休みでございました。

ふつうの休日

 明日が母の日ということで、午前中は自分とオクサンの母親宛に、バリ島行った時の写真を何枚かプリントして送りました。

 午後は、三男と武蔵境の武蔵野プレイスという武蔵野市立図書館の一つに行って、その流れで三男のスイミングの付き添いに行って、終わったあとおかしのまちおかで来週火曜の小学校の遠足用のおやつを買って帰り、夜は、一足先にお母さんお疲れさまってことで外食に行きました。

 合間合間に庭の掃除をちょこっとしたりお布団干したり取り込んだり、みたいな、ふつうの休日。

 三男のスイミングは普段水曜日なので、付き添い行くのは1年以上ぶりかも。背泳ぎの練習してました。

 明日はコミティアなので、母の日ですが父は朝早くから夜まで不在。次男がお昼ご飯を作るそうです。

『ユリイカ』橋本治特集に寄稿しています

 

ユリイカ 2019年5月臨時増刊号 総特集◎橋本治

ユリイカ 2019年5月臨時増刊号 総特集◎橋本治

 

 

「ハッピィエンドのレシピ-橋本治のマンガ論、その場と文脈」という、この特集の中でも飛びぬけて長い文章を載せてもらっています。

並んで掲載されている藤本由香里さんの「ここからすべてははじまった-橋本治の少女マンガ論」とともに、『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』を中心に、橋本治のマンガ論とはどのようなものだったのかを考える論考になっています。 

追悼特集ということで、あまり時間のない中ではありましたが、かなり頑張って書いています。

藤本さんが、この本のジェンダー論としての側面を、リアルタイム読者としての受け止め方を含めて書かれていて、自分はむしろリアルタイム読者でない位置から初出資料にさかのぼって、その位置づけを探り、ジェンダー論として以外の読み方もできることを論じています。

マンガ論の歴史の中で、うまく位置付けられてこなかったように見えるこの本について、相互に補い合いながら論じる試みになっていると思います。

そのほかにも、さべあのま高野文子飯田耕一郎座談会や、飯田さん自身による論考など、マンガ論に関心のある人にとって必読の内容になっていると思います。個人的には高山宏先生の文章とさやわかさんの文章もとてもよかったです。

13歳未満のお子さんとポケモンGOを始めようとしている親御さんへ

【この件、2019年8月2日から、PTCアカウントでもナイアンティック・キッズアカウントと同様、親が設定を変更して制限を解除できるようになりました。半ばあきらめかけていたので、対応してくださったナイアンティック社に感謝します。この件に限らず、最近のナイアンティック社のユーザーに対する対応には、極力ていねいに、直接運営側に届くように、要望を述べていくことで改善につながる可能性があるのだと感じさせてくれる事例が、増えていると思います。このエントリそのものは、こういう状況があったことの記録として残しておきます。2019年9月7日追記。】

 

13歳未満のお子さんとポケモンGOを始めようとしている親御さんへ

 

13歳未満のプレーヤー用のアカウントは2種類あります。

1)ポケモントレーナークラブ・アカウント(PTCアカウント)

2)ナイアンティック・キッズ・アカウント

いずれも、親が自分のアカウントを作成した上で、それと紐づける形でアカウントを作成する形になります。

ポケモンGOリリースから2年余りの間は、1)しかなかったのですが、2018年8月に2)ができました。

1)にしても2)にしても、13歳未満アカウントには、大きく2種類の制限があります

A)イオン、マクドナルド、TSUTAYA伊藤園セブンイレブンなどのスポンサーが場所を提供するポケストップとジムにアクセスできない(ゲーム画面に現れない)。

B)フレンド機能全般(他のトレーナーとフレンドになり、ギフトのやり取りや、ポケモンの交換、トレーナーバトル=対人戦をすること)が利用できない。

A)の一番大きな弊害はジムで行われるレイドバトルに参加できる機会が減ることです。特にEXレイドバトルという特別なレイドバトルは大きな公園のジムとスポンサージムでレイドバトルを行うことが、当選の条件になるため、EXレイドバトルへの参加チャンスが大幅に減ります。

驚くべきことに、公式のポケモングッズショップであるポケモンセンターのジムもスポンサージム扱いなので、13歳未満アカウントからは見えません。

また、最近行われている、イオンのショッピングモール内のジムで特定の時間に一斉に伝説レイドバトルが行なわれるイベントなども、一切参加できません。

B)の弊害は、ギフトの交換でもらえる7km卵からしか生まれないポケモン(ロコン(アローラのすがた)など)をゲットするチャンスが全くないことと、ポケモンというもともとのゲームにとって極めて重要な要素であるポケモン交換と対人戦が全くできないということです。

つまり、親子でポケモン交換、親子で対戦、おじいちゃんおばあちゃんと交換…、全部できません。キラポケモン?キラフレンド?何それ?です。

 

2)のナイアンティック・キッズ・アカウントのリリース当初(2018年8月)は、PTCアカウントと同じ状態だったのですが、2018年12月から、A)については親のアカウントからペアレンタルコントロールによって制限を解除できるようになりました。さらに、2019年2月ごろ(というのは公式ツイッターアカウントなどからの告知がなかったため、正確な日付が分からないのです。こちら→ https://meow.gigowat.com/1086/ のブログが3月2日付けなので、その少し前からだと思います。)からは、B)についても同様に制限を解除できるようになりました。

つまり、ナイアンティック・キッズ・アカウントであれば、13歳未満であっても、親が許可すれば、スポンサージムにもアクセスできるし、フレンド機能も使えるようになっているということです。そうすると、親子で交換、対戦、出来るようになります。

しかし困ったことにPTCアカウントからナイアンティック・キッズ・アカウントへとすでに獲得しているXP(経験値)やポケモンを保持したまま移行することは出来ません

つまり、ポケモンGOを初期からプレイしているPTCアカウントの13歳未満トレーナーの方が、ずっと後から始めたナイアンティック・キッズのトレーナーよりもプレイが大幅に制限されてしまって、簡単に言えば損をしている状況です。

小学6年生になったところでフレンド機能が実装され、にもかかわらず自分は使えないということになった次男はそのころから「もういいや」という感じになって今ではすっかり離れてしまいました。今まだ3年生の三男も、フレンド機能が使えるようになるまであと4年も待たないといけない?ということでちょっと嫌気がさしてきているようです。

A)だけが解除できるようになった時点で、私はナイアンティックに以下の問い合わせを行いました。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

現在12歳の子供がおり、昨年3月からPTCアカウントでプレイしています。

このたび、NianticKidsアカウントではParent Portalからスポンサージム・ポケストップが見られるように設定できるようになったとのことで、今後はPTCアカウントでも同様に設定できるよう検討中とのお知らせを読みました。

これに関して2つ質問があります。

 

1)PTCアカウントでのプレイ履歴(捕獲したポケモン、トレーナーレベル等)をそのまま引き継ぐ形でNiantic Kidsアカウントに移行することは可能ですか?可能でしたらその方法を教えてください。

2)フレンド機能、トレーナーバトル機能についても、同様に親が利用の可否を設定できるようにしていただきたいのですが、そのような検討はされていますか?

 

現状のフレンド機能とトレーナーバトル機能は、対面状況でのトラブルにつながる可能性も低く設計されており、子どもに課金欲求を喚起するような要素もなく、13歳未満トレーナーに対して制限しなければならないリスクはほとんどないと考えます。

我が家のように、子供に自分のスマートフォンを持たせず、プレイする時だけ親の端末を貸している状況では全く不要だと思います。ゲーム内ニュースでは、フレンド機能が始まった時も、トレーナーバトルが始まった時も大々的に告知が出るにもかかわらず、全くプレイができないことに対する子どもの失望は非常に大きいです。親子でポケモン交換や対戦を楽しむこともできません。

ぜひご検討いただけますようお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

この時の回答は、以下の通りです。

 

 

f:id:hrhtm1970:20181223204253j:plain

 

自動翻訳で日本語を英語化し、それに対する回答をまた自動翻訳で日本語化した感じですが、ともあれ、フレンド機能の解除なんかあり得ないだろ的なニュアンスの回答です。

が、そのほんの数か月後にフレンド機能についての回答は覆されました。しかもナイアンティック・キッズ・アカウントだけに限った形でです。PTCアカウントではA)さえ解除できないままなのに。しかもそうなったことを、ナイアンティックやポケモンGOツイッターアカウントでは告知せずNianticサポートというヘルプサイトの「子供のアカウントでフレンド機能を利用したり、ギフト / ポケモンの交換ができるようになりますか ?」という項目を開くと初めて分かる形でサイレントに変更しています。

https://niantic.helpshift.com/a/pokemon-go/?p=web&s=friends-gifting-and-trading&f=how-can-my-child-access-social-features-such-as-friends-gifting-and-trading&l=ja

というわけで、これからお子さんとポケモンGOを始める方は、必ずナイアンティック・キッズ・アカウントでアカウントを作成してあげてください

困ったことに、公式のポケモンGOサイト(Nianticサポートとは別サイト)の「『Pokémon GO』を始める前に知っておきたいこと」という項目には、ナイアンティック・キッズ・アカウントのことは一切触れられていません。

https://www.pokemongo.jp/faq/

Game Withやポケマピといった主な攻略サイトの初心者向けページにもこの問題についてまとめた記事はありません。

アプリをダウンロードして、素直に公式サイトを読んで登録しようとする人はPTCアカウントで登録してしまうと思います。早急に記述の改善をお願いしたいところです。

こうした状況ですので、大っぴらに言うべきことではないかもしれませんが、もし、お子さん自身には自分のスマホを持たせておらず、プレイする時だけ親御さんのスマホを貸す形にする場合、親御さんご自身はプレイする気がないのであれば、親御さんが取得したアカウントでそのままプレイさせてあげてもいいと思います。A)はそもそも制限の理由が謎ですが、B)は子供が自分で親の知らない所で行うフレンドとのコミュニケーションによるトラブルが起きるリスクに対するものなので、親のスマホでやっているならそのリスクは発生しないと言っていいからです。

実際、うちの子の友達でポケモンGOをやっている子はたいてい親のアカウントでプレイしているので当初から何の制限もなく、フレンド機能も実装当初から楽しめています。その不公平感もうちの子が嫌気がさしている一因です。

おそらく、うちのように親のスマホでやっているにもかかわらず、馬鹿正直に13歳未満用のPTCアカウントを作成して始めてしまい、EXレイドが始まったころには後戻りできないくらいまでトレーナーレベルが上がり、多くのポケモンも捕獲してしまい、フレンド機能実装を喜んだのもつかの間、一切利用できないことに愕然としたというケースは、ポケモンGOのプレイヤー人口の中では取るに足りない程度の数なのでしょう。

ですが、ポケモンGOはいかにもお子さんも一緒に楽しめますよというイメージをプロモーション映像などで打ち出しているわけですから、から、13歳未満アカウントが2種類あり、片方だけが制限の度合いをコントロールできるようになっているなどという状態はあるべきではないと思います。

youtu.be

*フレンド機能実装時のPV。よく見るとよくできてて、子供自身はスマホの操作してないんですよね。一緒に楽しんでるけど、交換してるのは親。

 

サポートサイトには「今後は、ポケモントレーナークラブのアカウントでも利用できるようにしたいと考えています。」とありますが、本気感が伝わりません。一刻も早く、同じ13歳未満アカウント間にある不平等(しかも早くから長くプレイしている方が損をしているという状況)が解消されることを強く強く望みます。

また、この2種類の13際未満アカウントの間の極めて重要な違いについて、公式サイトや攻略サイトでわかりやすい説明がわかりやすい場所に置かれることも、強く望みます。

 

コミティアでゼミの卒論集販売します

5月12日のコミティア128で、宮本大人ゼミナールの卒論集を販売します。

 

5月12日11時~16時@東京ビッグサイト青海展示棟(*国際展示場前駅で降りるおなじみのあの建物ではなく、東京テレポート駅前の新しい建物です)

https://www.comitia.co.jp/html/128.html

スペースNo.「ひ13a」宮本大人ゼミナール

 

販売するのは、北九州市立大学文学部比較文化学科時代の1~5期生の『メディアとサブカルチャー』と、明治大学国際日本学部時代の1~8期生の『maps』ですが、『メディアとサブカルチャー』2号と、『maps』1号は品切れです。

 

昨年1年間、所用と重なったりして一度もコミティアに参加できなかったため、昨年卒業した7期生の『maps』7号と、今年卒業した8期生の『maps』8号の2冊が初売りになります。

 

今回、思い切ってバックナンバーの売価を値下げすることにしました。

それなりの値段&分厚くて重い、という理由もあってか、新刊は買っていただけても、なかなかバックナンバーまでは買っていただけないことが多く、各号結構な量の在庫が研究室の床を占拠する段ボール箱に入っている状態になっています。

見ず知らずの人にも読んでもらえるように意識して書く、ということを主眼にして卒論集を作っている以上、何年も売れ残ってしまうのはもったいない、北九大1期生の分なんてもう15年近く前のものになってるんだから、原価割れとか言ってる場合じゃない、ということで、特に北九大の分はあり得ないくらい安くしました。

内容的には、今読んでも十分意味のあるものが多く含まれていると思いますので、ぜひこの機会にお買い求めいただければと思います。

各号の今回の売価と、総目次は以下の通りです。

 

メディアとサブカルチャー vol.1

発行:北九州市立大学文学部比較文化学科宮本大人ゼミ
[2007年3月24日/A5/402頁/1000円→200円]
<目次>
はじめに 宮本大人
・イラスト投稿雑誌上で行なわれるコミュニケーションについて
・「きもの」と称される衣服-ファッション雑誌に見られる平成の「きもの」は「サブカルチャー」か-
・オリジナル映画とリメイク映画の比較研究-『リング』と『ザ・リング』を比較して-
野比のび太論~『ドラえもん』におけるのび太のもつ意味~
・ケータイ文化と若者のコミュニケーション
・女性向け恋愛ゲーム市場の安定と拡大
2ちゃんねるはどこが新しいのか~従来メディアとの比較・電車男を題材として
・『水曜どうでしょう』はなぜ全国で知られるようになったのか
野球マンガの魔球表現に関する研究
・「クチコミと広告の関係」について-『ビーズアップ』と「アットコスメ」を対象として-
・マンガの絵における同一キャラクターのデフォルメのされ方の違いについて-なぜ、等身が変わるのか-
・複製技術時代における「主体」の変容について

 

メディアとサブカルチャー vol.2

発行:北九州市立大学文学部比較文化学科宮本大人ゼミ
[2008年3月22日/A5/340頁]*品切
<目次>
はじめに 宮本大人
・女性向けファッション雑誌における「モテ」表現について
・アニメ『クレヨンしんちゃん』における監督の作風の違いについて
・HIPHOPの在処~日本のHIPHOPの二分化とその行方~
・メディアにおけるスターバックスコーヒーのイメージ
・ポップ・アート化するプロパガンダ
・アニメ作品のメディアミックス展開について-メディアミックス展開とオタクの関係とは-
・絵本における作家と画家の相互作用について
・マンガによるマンガの批評―パロディマンガに見る現代の少年マンガの表現―
・メディア時代における「シンデレラ」イメージ-その多面性と変容の過程に関する考察-
・RPGにおける主人公とプレイヤー間の距離感についての研究-ドラゴンクエストファイナルファンタジーの主人公―

 

メディアとサブカルチャー vol.3

発行:北九州市立大学文学部比較文化学科宮本大人ゼミ
[2009年3月21日/A5/632頁/1200円→400円]
<目次>
はじめに 宮本大人
・小倉祗園祭りについて-メディアとしての小倉祗園太鼓-
・私たちを癒す「萌え」~急速なBLの広がりの中で~
現代日本における「セレブ」とは何か
・スポーツマンガと表現
・映画における子供たち-子供の仲間集団と大人たち-
・進化を続けるてれび戦士NHK教育テレビ天才てれびくん」が描く子供たち-
・『ジョジョの奇妙な冒険』における「家族」表現
ヴィジュアル系の特徴とは―ヴィジュアル系のオタク性、ジャニーズ系のオタク性を比較して―
・3つのセサミストリート~日本版セサミストリートが受け入れられなかったのはなぜか~
ジョージ朝倉作品と映画について
・「ギャル」というスタイルについて~ギャルスタイルと現代女性の「理想像」~
・エッセイマンガにおける作者の自画像について
・広告する私達-私達と広告の間で何がおこっているのか-
・考察、映画『七人の侍』とアニメ『SAMURAI 7』-映画とアニメ、そして現代における「侍」像を見る-
・ストリートファッションにおける“個性派”とは何か
・80年代の少女たちと少女マンガの少年たち-〈私〉は〈彼〉から何を得るのか-
・「パフィー」ブームはどのようにして起こったのか-日本、アメリカ、そしてまた日本へ-
・中間的マンガとはなにか-志村貴子作品はなぜ「中間的マンガ」にみえるのか?-
・日本の見世物について―現在の見世物における障害者とは―

 

メディアとサブカルチャー vol.4

発行:北九州市立大学文学部比較文化学科宮本大人ゼミ
[2010年3月20日/A5/590頁/1200円→400円]

<目次>
はじめに 宮本大人
・若手ジャニーズグループにみる男性アイドルの変容
・日本のアニメに見る戦争の記憶―アニメの中の大爆発描写の考察―
・ヤンキーの変遷と嗜好
・物語の「機能」からみるライトノベル電撃大賞受賞作品から―
・「サザエさん」はなぜ今もテレビで続いているのか
・ロリータファッションのセカイ―ロリータファッションが志向するもの―
少年マンガのヒーローたち―『ジャンプ』から読み取る今求められているヒーロー像とは?―
電子音楽からみる80年代リバイバル
スターバックスコーヒーのブランド戦略について
・現在のお笑いブームとは―ファンの存在―
・ロック・フェスティバルの魅力~時代と共に成長してきたフジ・ロックとサマー・ソニック
・現代メイク論
・マンガに読む地域性の描かれ方
・韓国の恋愛ドラマの比較分析
・現代ニッポンのキャラクター
・メディアは魔女をどう表象してきたか
寺山修司作品の中の見世物小屋
・アニメ作品にみる決断主義ゼロ年代

 

メディアとサブカルチャー vol.5

発行:北九州市立大学文学部比較文化学科宮本大人ゼミ
[2011年3月19日/A5/226頁/600円→100円]
<目次>
はじめに 宮本大人
・BL漫画における女性登場人物の特徴とその意義
ユニクロは何をもたらしたか―現代人のファッション観―
資生堂CMからみる女性の表象のされ方
・イケメンブームはなぜ起こったのか―女性の異性意識の変化とメディア戦略―
・声優のアイドル化―声優という存在はどのように変容したのか―
・日本のカフェ史
・現在の韓流ブームについて―二つのブームから見るブームの要因―
富沢ひとし作品研究―富沢ひとし作品におけるマンガ表現―
編集後記座談会

 

 maps vol.1

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2012年3月26日/A5/400頁/1000円]*品切
<目次>
・地図を描く力 宮本大人
コミックボンボンが遺したもの 児童漫画誌の文化
・中高生ジャニーズファンのコミュニケーション 携帯ウェブサイト上での交流に見る特徴
・日本のメディアにおけるバスケットボール 1980年以降のテレビ・雑誌・新聞での取り上げられ方
・「ナチュラルメイク」に見る現代女性の美意識 化粧に求める「ナチュラル」とは何か         
ゴジラの「暗さ」は何処へ消えたか「メカゴジラ」の役割から見るゴジラの存在
・日本のアニメソングの変容 世界観・メロディーと構成・声の分析を通して
・今日のホラー漫画に描かれる幽霊の表象
・大相撲人気の変遷とアマチュア相撲の可能性
ジブリの猫たち セーラームーンシリーズとの比較から見るジブリの猫キャラの特徴
・結婚式観の変遷と日本の結婚事情 ゼクシィと業界が与えた影響
・「相棒」は何を可能にしたのか 新たなメディアミックスへの発展
テリー・ギリアムの映画における狂気のアレゴリー 西洋文化史のルーツから考察する   
キャラ弁ブログサイトに見る現代主婦の料理志向 キャラベニストたちの価値の追求

 

 maps vol.2

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2013年3月31日/A5/360頁/1000円→800円]
<目次>
・掘り起こした石を積むように 宮本大人

・『彩雲国物語』が読者を惹きつけたもの-主人公・紅秀麗の描かれ方

・ハードコア・コミュニティにおける情報発信‐シーンを作るメディアー

・おうちカフェにおける「カフェ」の意味-インテリア雑誌と料理ブログの分析を通して-

・人気・不人気ゆるキャラのゆるさの違い-キャラクターデザインに注目して-

・現在のアイドルの年齢分布にみるアイドル性-「20才」を過ぎても-

・2000年代のアニメ作品における黒髪ロングキャラの傾向-黒髪ロングが与えるキャラクターの存在感-

ソーシャルメディアの炎上-個人とソーシャルメディアの炎上の関わりの推移-

・下北沢の歴史と今後-下北沢再開発-

・“ 選ばれし子どもたち” の成長とそのきっかけ-アニメ「デジモンアドベンチャー」論

・DAWがスタジオ・自宅にもたらしたもの-DTM時代のレコーディングー

・2000年代以降の深夜ドラマの挑戦-放送作家と劇作家が手掛けるドラマから-

・アニメ『クレヨンしんちゃん』の世界観-日常と非日常のホームドラマ

松本人志に見るロック要素-著書、コント、トークの分析から

 

maps vol.3

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2015年3月25日/A5/414頁/1000円→800円]
<目次>
・世界に釣糸を垂らす 宮本大人

・ライブ会場での光モノ使用はどのように普及したか

・ゲーム実況は「オワコン」か

・『おジャ魔女どれみ』論

・海外の「少年合唱団」はどの様に受容されてきたのか

・漫画に描かれるホームレス者

・世界中にハローするキティちゃん

・商業施設と街との関係にはどのような変化が見られるか

・「女の子写真」、その後

・「百合」を読む日本人男性の性意識変化の実例と実証

 

maps vol.4

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール

[2016年10月23日/A5/676頁/1500円→1200円]

<目次>

・伸ばした手の先に  宮本大人

P.A.WORKS オリジナル作品にみる地域性

Perfume のイメージはどのように変化していったか

・なぜゲーム『ポケットモンスター』は長年愛され続けているのか?

サブカルチャー史におけるYMO

・「考察本」とは何か

・野球漫画において遊撃手の描写はどのような変遷をたどったのか

・なぜジャニーズファンはメンバー同士の仲の良さを好むのか

・人気が出ているアニメMAD に働いている要素とは

・アカペラ動画はアカペラ文化にどのような影響を与えたか

スタジオジブリ作品が描く日本の学園物語

・山ガールはどのように生まれ、変化してきたのか

・なぜ『モンスター娘』というジャンルが注目され始めたか

・『Hanako』・『Oz magazine』に女性が求める価値とは

ROCK IN JAPAN FESTIVAL の思想と発展

・POV 形式モキュメンタリー映画論

・旅行情報誌『るるぶ』はどのように旅行情報を提供してきたのか

・なぜショップ袋は再利用されるのか

・現在の日本のファッションと音楽の相関性について

・日本のグルメマンガのテーマ変遷と現在のトレンド

 

maps vol.5

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2016年5月5日/A5/510頁/1200円→1100円]
<目次>
・意味は、あるんです 宮本大人

・『おやすみプンプン』論

東京ディズニーランド/シーにおけるゲスト像の変化

・3D ホラーゲームの特徴とその変遷

・『 よつばと!』論

デモンズソウルは非同期型オンラインの先駆けか

・ショタの研究

東京事変の活動は椎名林檎にどのような影響を与えたのか

・女子高生向け現代少女漫画に描かれるファッションの役割

・「女子旅」の定番はどのように変化してきたのか

SEKAI NO OWARI の表現とファン

・なぜ朝食ブームは起こったのか

・「擬人化キャラクター」とは

・着回し特集から見る女性ファッション誌

・なぜ人は“ カフェ” でコーヒーを飲むのか

ご当地キャラと観光

・「 当て馬男子」論

 

maps vol.6

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2017年3月26日/A5/318頁/1000円→900円]
〈目次〉

・遅れる勇気 宮本大人

・商業施設の女性用トイレはどのように変化したか

・少女向け恋愛マンガにおける「扇形関係」

ジェームズ・ワンの恐怖の作法         

・女性ファッション誌とInstagramの関係性

ソフィア・コッポラの作品における「服飾」の持つ意味とは何か  

・SUPER JUNIORのMVの変遷

恩田陸作品における女性キャラクターとは

・『Friends』論

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの表現とその変遷   

・ビール類の売り上げに対する広告の効果

 

maps vol.7

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2018年3月26日/A5/262頁/800円]
〈目次〉

・いっしょに、迷子になる 宮本大人

魔法少女アニメにおける変身シーンの意味

・漫画『らんま1/2』における主人公の女体化の意味

・ゲーム『あんさんぶるスターズ!』と “ 時間”         

・メディアにおける猫のイメージはどのように変化してきたか

・嵐は何を歌っているのか

・『うたの☆プリンスさまっ♪』における楽曲の役割

・結婚式の変化とメディアはどのような関係にあるのか  

 

maps vol.8

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2019年3月26日/A5/374頁/1000円]
〈目次〉

・一人では行けない遠くへ 宮本大人

・『東京喰種』論 

・イケメン像に男女差はあるのか 

桜庭一樹小説における少女とはどのような存在か

・「 デジモンテイマーズ」における男性像・女性像 

・メディアにおける新選組のイメージの変遷について

SHINee の日本語楽曲、および日本活動の特徴は何なのか 

・「食べログ」はなぜ人気なのか? 

・インターネットの怖い話に共通する傾向と頻出する要素とは何か 

・『 テニミュ』はどこへ向かうのか? 

 

私と、当の卒論を書いた卒業生たちがお待ちしております。ぜひ立ち寄って、手に取ってごらんいただければと思います。

次男三男とPIXARのひみつ展

f:id:hrhtm1970:20190421225559j:plainこういうのはとにかく早めに行っとかないと会期終盤は地獄になるので。

まだ始まって一週間、なのに昨日調べたら待ち時間が40分とかいう情報が出てきたので、10時半過ぎに着けるように出かけました。

今日もチケット購入列に40分待ちと表示されてましたが実際は30分弱くらい。

チケット購入後はスムーズに入場でき、会場内も適度な混雑って感じで、ほんと今日行ってよかったです。

外光が差し込む六本木ヒルズの展望台を使った展示なので、原画等の資料は一切なし。

アニメーション制作の行程(立体モデルを作る段階、動く立体の骨格や関節を決める段階、色を付ける段階、ものの表面の質感を作る段階、キャラクターに表情をつける段階、コマ撮りの段階等々)ごとに、実際に簡単にやってみられるようになってる体験型展示でした。

f:id:hrhtm1970:20190421225615j:plain

f:id:hrhtm1970:20190421225626j:plain上に載せた写真のように、モニターがあって、レバーいくつかとボタンいくつかを操作すると、色味が変わったり質感が変わったり、照明の具合が変わったり、腕の関節の数で動きが変わることを確認できたりする体験型展示が続きます。

等身大のバズ・ライトイヤーや、サリーとマイクと写真が撮れるフォトスポットとか、数分の解説映像が観られるモニター展示とかもありますが、上に書いた自分でやってみるやつがメインです。テーマパーク的な仕掛けとかゲーム的なものはないので、未就学児にはちょっと難しいかと。小学生くらいが一番楽しめる感じかなと思います。

というわけで、ウチの次男三男にはとても楽しかったようです。

どの体験モニターも2台以上ずつあって、2,3組しか並んでなかったので、次男も三男も特にストレスなく全部試せてました。これが全部10組待ちとかになってくるとちょっときついと思うので、とにかく早めの時期、早めの時間帯に行かれるのをお勧めします。

13時過ぎまで楽しんだ後は、ヒルズの地下でラーメン食べて帰宅、おやつはおうちで食べて、夜は三男と将棋、みたいな一日でした。

バリ島でSIMフリースマホにSIMロックがかかってしまった話

オクサンと長男がSIMフリースマホを使っていて(楽天モバイル利用)、家族でバリ島旅行に行くので、現地滞在中は現地の通信会社のプリペイドSIMカードを使おうとしたところ、オクサンの方がうまく行かなくて、結局滞在中Wi-Fiのないところでは、ネットにつなげなくなってしまった(LINEとかもできない)経験について、どなたかの参考になるかもしれないので、まとめておきます。2019年4月の話です。

 

海外でプリペイドSIMカードを使うという経験が(あまり)なく、SIMフリースマホの仕組みについても詳しくないという、今回バリ島行く前の私と同じような状態の方のために、結論というか重要な注意点だけ先に書いておきます。

 

1)日本で使っているSIMカードを現地で使えるものに交換すると、「PINコード」の入力を求められることがあります。

これは、スマホを他人に勝手に見られないように、開くときに入力する4~8桁の暗証番号のことです。指紋認証とか顔認証にしてたり、ウチのオクサンのように基本家でしか使わないし面倒だからロックかけてなかったりして、特に暗証番号を設定した覚えのない人は、日本で使ってる通信会社ごとの初期設定がありますので、それを入力します(楽天モバイルのようにドコモ系だと「0000」)。

 

2)「PINコード」の入力ミスを3回繰り返すと、今度は「PINロック解除コード(PUKコード)」というものの入力を求められるようになります。

このコードは当のSIMカードのケースやSIMカード自体の裏面に書いてある8桁とかの数字です。ケースに書いてなかったらカードを一回取り出して書き写して、またSIMカードを入れ直して、入力してください。SIMカードの出し入れの際はスマホの電源を落とすことが大事です。

「PINロック解除コード(PUKコード)」の誤入力を10回繰り返すと、今度はスマホ自体にSIMロックがかかってしまいます。SIMフリースマホじゃない状態になってしまうわけです。そうすると、元の日本の通信会社のSIMカードを入れ直しても認識しなくなってしまいます(オクサンのXperiaの場合、「SIMカードが挿入されていません」というメッセージが画面の上の方に流れていました)。

こうなると、もう日本に帰って日本の通信会社で事情を説明して、SIMカードの再発行をお願いするしかありません。楽天モバイルの場合、3000円で再発行できます。再発行されたSIMカードを挿入すると、再びデータ通信が使えるようになります。

 

と、こういうふうにまとめられるようになるまで、バリ島滞在中、子供がプールではしゃぐのを見ながら、延々と自分のスマホで検索していたわけですが、自分たちの経験を順を追って書いたのが以下です。

 

1)バリ島のデンパサール空港からホテルへ行く際、空港で客待ちしてるタクシーはぼったくりが多いとのことだったので、オクサンがいろいろ調べたところ、KLOOKという香港の業者の迎車サービスが安くて安心ということが分かり、なおかつ、迎車の際、現地のSIMカードを持ってきてセットしてくれるオプションもあったので、これを、SIMフリースマホを使ってる長男とオクサンの分、予約しました。

 

2)現地到着後、空港でクルマに乗る前にKLOOKのスタッフがSIMカード(XLというインドネシアで三番手の通信会社のものでした)を交換してくれるのですが、長男は問題なく行けたものの、オクサンが、「PINコードって何?」ってなって、「0000」でいいのに、自分が設定しがちな暗証番号をいくつか入れてしまい、誤入力3回でPINロック解除コードの方の入力を求められる状態になってしまいました。私は最初、荷物と次男三男のそばにいたため、なんかなかなか戻ってこないな…、うまくいかないのかな…ってなってから見に行ったのですが、その時点ですでにPINロック解除コードの方の入力を求められる状態になっていて、日本語の読めないKLOOKスタッフ(何人かいてあれこれ話したり試したりしてくれてた)が「これはもうだめだ、このカードは使えない」的なことを英語で言ってきて、長男のスマホからのテザリングでネットにつながる設定だけしてくれて、一回封を切ってしまったオクサン用のカードも、長男が1枚目を使い切ったら使えばいいと渡してくれたのでした。

思えば、この時点で、私がPINロック解除コードとは何かを知っていれば、あるいは、KLOOKスタッフが、今求められているのはカードの裏に書いてある番号だと分かっていれば、問題解決だったはずなんですが、7時間のフライトで飛行機に酔ったうえ、もともと暑さに弱い三男がグロッキー気味だったこともあり(空港の車寄せの辺りはエアコンが効いてなくて、クルマに乗る前に吐いてしまうくらい弱ってた)、早くホテルに移動したくて、なんちゃらコードについては後で調べれば何とかなるだろうとホテルに移動。

 

3)ここからが、今振り返ると痛恨のミスだったところなんですが、予定よりだいぶ遅れてホテルに着いて、ホテル内で夕食を取って、プールが夜も泳げると分かって、とりあえず泳ぎたい!となった次男三男をしばらく泳がせて、それから寝るまでの間に、あまり働かない頭で、何が起こっているのか皆目分からない状態から検索した限りでは、PINロック解除コードとは何かをちゃんと理解できず、中途半端な検索と、オクサンのスマホ自体の設定項目などを見て、それに基づく中途半端な憶測で、オクサンに色んな見当違いなコードを入力させてしまい、10回誤入力に達してしまったのでした。

 

4)で、ついに、SIMカードが挿入されているにもかかわらず、「SIMカードが挿入されていません」という表示が出る(購入した海外SIMの方も、もともと使っていた日本の格安スマホ会社のも)状態になってしまったわけですが、それがどういう状況なのか、自分がどういう致命的なミスを重ねてしまったのかを理解できるようになるまでに、その後数日、プールサイドで子供たちが遊ぶのを眺めながらひたすら検索するということになってしまったのでした。

 

5)途中、検索では色々よく分らないこともあったので、日本で使っている楽天モバイルカスタマーサービスに電話して聞こうとしたところ、「大変混み合っています」の状態になり、つながるまで保留音を聞き続けていたため、ここで結構な通話料金がかかることになり、あげく、つながった相談員は、それはその海外の会社の側からSIMロックがかかっている状態だから、ウチからはどうにもできない、その現地の業者に聞け、みたいなことを言うので、マジか…でもその会社のSIMも使えてないのに、なぜその会社からこの端末のロックが解除できたりするんだ…?となり、また検索、その会社のことも調べ始め…、端末(Xperia)自体のトラブルシューティングも調べ…と検索無間地獄状態に。

 

6)結局、これはもしかしたら端末の初期化とかまで行く話なのか…となりつつ、最後のチャンスということで、帰国の便の出発前に空港で、KLOOKじゃなく、そのSIMカード自体を販売しているXLの方のカウンターに行って、事情を説明し、XLの新しいSIMカードを入れてPUKコード入力で行けたりするのでは?とトライしたのですが、やはりそもそもSIMカードを入れても「挿入されていません」状態。

 

7)XLの人と、お互いグーグル翻訳を使いながら日本語とインドネシア語でやり取りしてて、おおむね全容を向こうも理解し、どうしようもない、となったところで、向こうは試行のために新品のSIMカードの封を切っているのに、その料金は要求されず、「そうか、残念だったな、グッドラック」みたいな感じで握手されて終わったので、こちらとしても「すまん、次来るときは必ずここで買うよ」って感じで別れられたのはよかったです。

 

8)で、結局帰国後すぐ楽天モバイルのお店に行き、事情を説明したところ、SIMカード再発行(3000円)であっさり原状復帰。こないだの相談員め…電話代4000円返せ…となったのですが、ま、被害が最小限に食い止められ(スマホそのものや保存されているデータ類には何も影響なし)、最短で復活できたので、合計数千円の高い授業料にはなりましたが、ま、やれやれ、という感じでした。

 

 9)デンパサール空港には、到着ロビーを出たところに、前述のXLや、最大手のTELKOMSELのカウンターがあり、その場でプリペイドSIMカードを購入できます。カードの交換もやってくれます。値段も別にKLOOKの方が安いとかではないですし、時間も大してかかりませんから、クルマはKLOOKに頼んで、SIMカードの購入、交換は、通信会社のカウンターでやった方がいいように思います。去年からインドネシアではSIMカードの購入の際、不正利用防止のため、パスポート番号などを伝えなければならないらしいのですが、KLOOKには予約者の自分のパスポート番号しか伝えていないので、オクサンのと長男のが用意されてて、何も聞かれないままカード入れてたのは、もしかするとグレーなことだったかもしれません。

 

という訳で、だらだら書いてしまいましたが、もしかすると誰かのお役に立てるかもしれないので、ということで。