宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

13歳未満のお子さんとポケモンGOを始めようとしている親御さんへ

【この件、2019年8月2日から、PTCアカウントでもナイアンティック・キッズアカウントと同様、親が設定を変更して制限を解除できるようになりました。半ばあきらめかけていたので、対応してくださったナイアンティック社に感謝します。この件に限らず、最近のナイアンティック社のユーザーに対する対応には、極力ていねいに、直接運営側に届くように、要望を述べていくことで改善につながる可能性があるのだと感じさせてくれる事例が、増えていると思います。このエントリそのものは、こういう状況があったことの記録として残しておきます。2019年9月7日追記。】

 

13歳未満のお子さんとポケモンGOを始めようとしている親御さんへ

 

13歳未満のプレーヤー用のアカウントは2種類あります。

1)ポケモントレーナークラブ・アカウント(PTCアカウント)

2)ナイアンティック・キッズ・アカウント

いずれも、親が自分のアカウントを作成した上で、それと紐づける形でアカウントを作成する形になります。

ポケモンGOリリースから2年余りの間は、1)しかなかったのですが、2018年8月に2)ができました。

1)にしても2)にしても、13歳未満アカウントには、大きく2種類の制限があります

A)イオン、マクドナルド、TSUTAYA伊藤園セブンイレブンなどのスポンサーが場所を提供するポケストップとジムにアクセスできない(ゲーム画面に現れない)。

B)フレンド機能全般(他のトレーナーとフレンドになり、ギフトのやり取りや、ポケモンの交換、トレーナーバトル=対人戦をすること)が利用できない。

A)の一番大きな弊害はジムで行われるレイドバトルに参加できる機会が減ることです。特にEXレイドバトルという特別なレイドバトルは大きな公園のジムとスポンサージムでレイドバトルを行うことが、当選の条件になるため、EXレイドバトルへの参加チャンスが大幅に減ります。

驚くべきことに、公式のポケモングッズショップであるポケモンセンターのジムもスポンサージム扱いなので、13歳未満アカウントからは見えません。

また、最近行われている、イオンのショッピングモール内のジムで特定の時間に一斉に伝説レイドバトルが行なわれるイベントなども、一切参加できません。

B)の弊害は、ギフトの交換でもらえる7km卵からしか生まれないポケモン(ロコン(アローラのすがた)など)をゲットするチャンスが全くないことと、ポケモンというもともとのゲームにとって極めて重要な要素であるポケモン交換と対人戦が全くできないということです。

つまり、親子でポケモン交換、親子で対戦、おじいちゃんおばあちゃんと交換…、全部できません。キラポケモン?キラフレンド?何それ?です。

 

2)のナイアンティック・キッズ・アカウントのリリース当初(2018年8月)は、PTCアカウントと同じ状態だったのですが、2018年12月から、A)については親のアカウントからペアレンタルコントロールによって制限を解除できるようになりました。さらに、2019年2月ごろ(というのは公式ツイッターアカウントなどからの告知がなかったため、正確な日付が分からないのです。こちら→ https://meow.gigowat.com/1086/ のブログが3月2日付けなので、その少し前からだと思います。)からは、B)についても同様に制限を解除できるようになりました。

つまり、ナイアンティック・キッズ・アカウントであれば、13歳未満であっても、親が許可すれば、スポンサージムにもアクセスできるし、フレンド機能も使えるようになっているということです。そうすると、親子で交換、対戦、出来るようになります。

しかし困ったことにPTCアカウントからナイアンティック・キッズ・アカウントへとすでに獲得しているXP(経験値)やポケモンを保持したまま移行することは出来ません

つまり、ポケモンGOを初期からプレイしているPTCアカウントの13歳未満トレーナーの方が、ずっと後から始めたナイアンティック・キッズのトレーナーよりもプレイが大幅に制限されてしまって、簡単に言えば損をしている状況です。

小学6年生になったところでフレンド機能が実装され、にもかかわらず自分は使えないということになった次男はそのころから「もういいや」という感じになって今ではすっかり離れてしまいました。今まだ3年生の三男も、フレンド機能が使えるようになるまであと4年も待たないといけない?ということでちょっと嫌気がさしてきているようです。

A)だけが解除できるようになった時点で、私はナイアンティックに以下の問い合わせを行いました。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

現在12歳の子供がおり、昨年3月からPTCアカウントでプレイしています。

このたび、NianticKidsアカウントではParent Portalからスポンサージム・ポケストップが見られるように設定できるようになったとのことで、今後はPTCアカウントでも同様に設定できるよう検討中とのお知らせを読みました。

これに関して2つ質問があります。

 

1)PTCアカウントでのプレイ履歴(捕獲したポケモン、トレーナーレベル等)をそのまま引き継ぐ形でNiantic Kidsアカウントに移行することは可能ですか?可能でしたらその方法を教えてください。

2)フレンド機能、トレーナーバトル機能についても、同様に親が利用の可否を設定できるようにしていただきたいのですが、そのような検討はされていますか?

 

現状のフレンド機能とトレーナーバトル機能は、対面状況でのトラブルにつながる可能性も低く設計されており、子どもに課金欲求を喚起するような要素もなく、13歳未満トレーナーに対して制限しなければならないリスクはほとんどないと考えます。

我が家のように、子供に自分のスマートフォンを持たせず、プレイする時だけ親の端末を貸している状況では全く不要だと思います。ゲーム内ニュースでは、フレンド機能が始まった時も、トレーナーバトルが始まった時も大々的に告知が出るにもかかわらず、全くプレイができないことに対する子どもの失望は非常に大きいです。親子でポケモン交換や対戦を楽しむこともできません。

ぜひご検討いただけますようお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

この時の回答は、以下の通りです。

 

 

f:id:hrhtm1970:20181223204253j:plain

 

自動翻訳で日本語を英語化し、それに対する回答をまた自動翻訳で日本語化した感じですが、ともあれ、フレンド機能の解除なんかあり得ないだろ的なニュアンスの回答です。

が、そのほんの数か月後にフレンド機能についての回答は覆されました。しかもナイアンティック・キッズ・アカウントだけに限った形でです。PTCアカウントではA)さえ解除できないままなのに。しかもそうなったことを、ナイアンティックやポケモンGOツイッターアカウントでは告知せずNianticサポートというヘルプサイトの「子供のアカウントでフレンド機能を利用したり、ギフト / ポケモンの交換ができるようになりますか ?」という項目を開くと初めて分かる形でサイレントに変更しています。

https://niantic.helpshift.com/a/pokemon-go/?p=web&s=friends-gifting-and-trading&f=how-can-my-child-access-social-features-such-as-friends-gifting-and-trading&l=ja

というわけで、これからお子さんとポケモンGOを始める方は、必ずナイアンティック・キッズ・アカウントでアカウントを作成してあげてください

困ったことに、公式のポケモンGOサイト(Nianticサポートとは別サイト)の「『Pokémon GO』を始める前に知っておきたいこと」という項目には、ナイアンティック・キッズ・アカウントのことは一切触れられていません。

https://www.pokemongo.jp/faq/

Game Withやポケマピといった主な攻略サイトの初心者向けページにもこの問題についてまとめた記事はありません。

アプリをダウンロードして、素直に公式サイトを読んで登録しようとする人はPTCアカウントで登録してしまうと思います。早急に記述の改善をお願いしたいところです。

こうした状況ですので、大っぴらに言うべきことではないかもしれませんが、もし、お子さん自身には自分のスマホを持たせておらず、プレイする時だけ親御さんのスマホを貸す形にする場合、親御さんご自身はプレイする気がないのであれば、親御さんが取得したアカウントでそのままプレイさせてあげてもいいと思います。A)はそもそも制限の理由が謎ですが、B)は子供が自分で親の知らない所で行うフレンドとのコミュニケーションによるトラブルが起きるリスクに対するものなので、親のスマホでやっているならそのリスクは発生しないと言っていいからです。

実際、うちの子の友達でポケモンGOをやっている子はたいてい親のアカウントでプレイしているので当初から何の制限もなく、フレンド機能も実装当初から楽しめています。その不公平感もうちの子が嫌気がさしている一因です。

おそらく、うちのように親のスマホでやっているにもかかわらず、馬鹿正直に13歳未満用のPTCアカウントを作成して始めてしまい、EXレイドが始まったころには後戻りできないくらいまでトレーナーレベルが上がり、多くのポケモンも捕獲してしまい、フレンド機能実装を喜んだのもつかの間、一切利用できないことに愕然としたというケースは、ポケモンGOのプレイヤー人口の中では取るに足りない程度の数なのでしょう。

ですが、ポケモンGOはいかにもお子さんも一緒に楽しめますよというイメージをプロモーション映像などで打ち出しているわけですから、から、13歳未満アカウントが2種類あり、片方だけが制限の度合いをコントロールできるようになっているなどという状態はあるべきではないと思います。

youtu.be

*フレンド機能実装時のPV。よく見るとよくできてて、子供自身はスマホの操作してないんですよね。一緒に楽しんでるけど、交換してるのは親。

 

サポートサイトには「今後は、ポケモントレーナークラブのアカウントでも利用できるようにしたいと考えています。」とありますが、本気感が伝わりません。一刻も早く、同じ13歳未満アカウント間にある不平等(しかも早くから長くプレイしている方が損をしているという状況)が解消されることを強く強く望みます。

また、この2種類の13際未満アカウントの間の極めて重要な違いについて、公式サイトや攻略サイトでわかりやすい説明がわかりやすい場所に置かれることも、強く望みます。

 

コミティアでゼミの卒論集販売します

5月12日のコミティア128で、宮本大人ゼミナールの卒論集を販売します。

 

5月12日11時~16時@東京ビッグサイト青海展示棟(*国際展示場前駅で降りるおなじみのあの建物ではなく、東京テレポート駅前の新しい建物です)

https://www.comitia.co.jp/html/128.html

スペースNo.「ひ13a」宮本大人ゼミナール

 

販売するのは、北九州市立大学文学部比較文化学科時代の1~5期生の『メディアとサブカルチャー』と、明治大学国際日本学部時代の1~8期生の『maps』ですが、『メディアとサブカルチャー』2号と、『maps』1号は品切れです。

 

昨年1年間、所用と重なったりして一度もコミティアに参加できなかったため、昨年卒業した7期生の『maps』7号と、今年卒業した8期生の『maps』8号の2冊が初売りになります。

 

今回、思い切ってバックナンバーの売価を値下げすることにしました。

それなりの値段&分厚くて重い、という理由もあってか、新刊は買っていただけても、なかなかバックナンバーまでは買っていただけないことが多く、各号結構な量の在庫が研究室の床を占拠する段ボール箱に入っている状態になっています。

見ず知らずの人にも読んでもらえるように意識して書く、ということを主眼にして卒論集を作っている以上、何年も売れ残ってしまうのはもったいない、北九大1期生の分なんてもう15年近く前のものになってるんだから、原価割れとか言ってる場合じゃない、ということで、特に北九大の分はあり得ないくらい安くしました。

内容的には、今読んでも十分意味のあるものが多く含まれていると思いますので、ぜひこの機会にお買い求めいただければと思います。

各号の今回の売価と、総目次は以下の通りです。

 

メディアとサブカルチャー vol.1

発行:北九州市立大学文学部比較文化学科宮本大人ゼミ
[2007年3月24日/A5/402頁/1000円→200円]
<目次>
はじめに 宮本大人
・イラスト投稿雑誌上で行なわれるコミュニケーションについて
・「きもの」と称される衣服-ファッション雑誌に見られる平成の「きもの」は「サブカルチャー」か-
・オリジナル映画とリメイク映画の比較研究-『リング』と『ザ・リング』を比較して-
野比のび太論~『ドラえもん』におけるのび太のもつ意味~
・ケータイ文化と若者のコミュニケーション
・女性向け恋愛ゲーム市場の安定と拡大
2ちゃんねるはどこが新しいのか~従来メディアとの比較・電車男を題材として
・『水曜どうでしょう』はなぜ全国で知られるようになったのか
野球マンガの魔球表現に関する研究
・「クチコミと広告の関係」について-『ビーズアップ』と「アットコスメ」を対象として-
・マンガの絵における同一キャラクターのデフォルメのされ方の違いについて-なぜ、等身が変わるのか-
・複製技術時代における「主体」の変容について

 

メディアとサブカルチャー vol.2

発行:北九州市立大学文学部比較文化学科宮本大人ゼミ
[2008年3月22日/A5/340頁]*品切
<目次>
はじめに 宮本大人
・女性向けファッション雑誌における「モテ」表現について
・アニメ『クレヨンしんちゃん』における監督の作風の違いについて
・HIPHOPの在処~日本のHIPHOPの二分化とその行方~
・メディアにおけるスターバックスコーヒーのイメージ
・ポップ・アート化するプロパガンダ
・アニメ作品のメディアミックス展開について-メディアミックス展開とオタクの関係とは-
・絵本における作家と画家の相互作用について
・マンガによるマンガの批評―パロディマンガに見る現代の少年マンガの表現―
・メディア時代における「シンデレラ」イメージ-その多面性と変容の過程に関する考察-
・RPGにおける主人公とプレイヤー間の距離感についての研究-ドラゴンクエストファイナルファンタジーの主人公―

 

メディアとサブカルチャー vol.3

発行:北九州市立大学文学部比較文化学科宮本大人ゼミ
[2009年3月21日/A5/632頁/1200円→400円]
<目次>
はじめに 宮本大人
・小倉祗園祭りについて-メディアとしての小倉祗園太鼓-
・私たちを癒す「萌え」~急速なBLの広がりの中で~
現代日本における「セレブ」とは何か
・スポーツマンガと表現
・映画における子供たち-子供の仲間集団と大人たち-
・進化を続けるてれび戦士NHK教育テレビ天才てれびくん」が描く子供たち-
・『ジョジョの奇妙な冒険』における「家族」表現
ヴィジュアル系の特徴とは―ヴィジュアル系のオタク性、ジャニーズ系のオタク性を比較して―
・3つのセサミストリート~日本版セサミストリートが受け入れられなかったのはなぜか~
ジョージ朝倉作品と映画について
・「ギャル」というスタイルについて~ギャルスタイルと現代女性の「理想像」~
・エッセイマンガにおける作者の自画像について
・広告する私達-私達と広告の間で何がおこっているのか-
・考察、映画『七人の侍』とアニメ『SAMURAI 7』-映画とアニメ、そして現代における「侍」像を見る-
・ストリートファッションにおける“個性派”とは何か
・80年代の少女たちと少女マンガの少年たち-〈私〉は〈彼〉から何を得るのか-
・「パフィー」ブームはどのようにして起こったのか-日本、アメリカ、そしてまた日本へ-
・中間的マンガとはなにか-志村貴子作品はなぜ「中間的マンガ」にみえるのか?-
・日本の見世物について―現在の見世物における障害者とは―

 

メディアとサブカルチャー vol.4

発行:北九州市立大学文学部比較文化学科宮本大人ゼミ
[2010年3月20日/A5/590頁/1200円→400円]

<目次>
はじめに 宮本大人
・若手ジャニーズグループにみる男性アイドルの変容
・日本のアニメに見る戦争の記憶―アニメの中の大爆発描写の考察―
・ヤンキーの変遷と嗜好
・物語の「機能」からみるライトノベル電撃大賞受賞作品から―
・「サザエさん」はなぜ今もテレビで続いているのか
・ロリータファッションのセカイ―ロリータファッションが志向するもの―
少年マンガのヒーローたち―『ジャンプ』から読み取る今求められているヒーロー像とは?―
電子音楽からみる80年代リバイバル
スターバックスコーヒーのブランド戦略について
・現在のお笑いブームとは―ファンの存在―
・ロック・フェスティバルの魅力~時代と共に成長してきたフジ・ロックとサマー・ソニック
・現代メイク論
・マンガに読む地域性の描かれ方
・韓国の恋愛ドラマの比較分析
・現代ニッポンのキャラクター
・メディアは魔女をどう表象してきたか
寺山修司作品の中の見世物小屋
・アニメ作品にみる決断主義ゼロ年代

 

メディアとサブカルチャー vol.5

発行:北九州市立大学文学部比較文化学科宮本大人ゼミ
[2011年3月19日/A5/226頁/600円→100円]
<目次>
はじめに 宮本大人
・BL漫画における女性登場人物の特徴とその意義
ユニクロは何をもたらしたか―現代人のファッション観―
資生堂CMからみる女性の表象のされ方
・イケメンブームはなぜ起こったのか―女性の異性意識の変化とメディア戦略―
・声優のアイドル化―声優という存在はどのように変容したのか―
・日本のカフェ史
・現在の韓流ブームについて―二つのブームから見るブームの要因―
富沢ひとし作品研究―富沢ひとし作品におけるマンガ表現―
編集後記座談会

 

 maps vol.1

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2012年3月26日/A5/400頁/1000円]*品切
<目次>
・地図を描く力 宮本大人
コミックボンボンが遺したもの 児童漫画誌の文化
・中高生ジャニーズファンのコミュニケーション 携帯ウェブサイト上での交流に見る特徴
・日本のメディアにおけるバスケットボール 1980年以降のテレビ・雑誌・新聞での取り上げられ方
・「ナチュラルメイク」に見る現代女性の美意識 化粧に求める「ナチュラル」とは何か         
ゴジラの「暗さ」は何処へ消えたか「メカゴジラ」の役割から見るゴジラの存在
・日本のアニメソングの変容 世界観・メロディーと構成・声の分析を通して
・今日のホラー漫画に描かれる幽霊の表象
・大相撲人気の変遷とアマチュア相撲の可能性
ジブリの猫たち セーラームーンシリーズとの比較から見るジブリの猫キャラの特徴
・結婚式観の変遷と日本の結婚事情 ゼクシィと業界が与えた影響
・「相棒」は何を可能にしたのか 新たなメディアミックスへの発展
テリー・ギリアムの映画における狂気のアレゴリー 西洋文化史のルーツから考察する   
キャラ弁ブログサイトに見る現代主婦の料理志向 キャラベニストたちの価値の追求

 

 maps vol.2

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2013年3月31日/A5/360頁/1000円→800円]
<目次>
・掘り起こした石を積むように 宮本大人

・『彩雲国物語』が読者を惹きつけたもの-主人公・紅秀麗の描かれ方

・ハードコア・コミュニティにおける情報発信‐シーンを作るメディアー

・おうちカフェにおける「カフェ」の意味-インテリア雑誌と料理ブログの分析を通して-

・人気・不人気ゆるキャラのゆるさの違い-キャラクターデザインに注目して-

・現在のアイドルの年齢分布にみるアイドル性-「20才」を過ぎても-

・2000年代のアニメ作品における黒髪ロングキャラの傾向-黒髪ロングが与えるキャラクターの存在感-

ソーシャルメディアの炎上-個人とソーシャルメディアの炎上の関わりの推移-

・下北沢の歴史と今後-下北沢再開発-

・“ 選ばれし子どもたち” の成長とそのきっかけ-アニメ「デジモンアドベンチャー」論

・DAWがスタジオ・自宅にもたらしたもの-DTM時代のレコーディングー

・2000年代以降の深夜ドラマの挑戦-放送作家と劇作家が手掛けるドラマから-

・アニメ『クレヨンしんちゃん』の世界観-日常と非日常のホームドラマ

松本人志に見るロック要素-著書、コント、トークの分析から

 

maps vol.3

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2015年3月25日/A5/414頁/1000円→800円]
<目次>
・世界に釣糸を垂らす 宮本大人

・ライブ会場での光モノ使用はどのように普及したか

・ゲーム実況は「オワコン」か

・『おジャ魔女どれみ』論

・海外の「少年合唱団」はどの様に受容されてきたのか

・漫画に描かれるホームレス者

・世界中にハローするキティちゃん

・商業施設と街との関係にはどのような変化が見られるか

・「女の子写真」、その後

・「百合」を読む日本人男性の性意識変化の実例と実証

 

maps vol.4

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール

[2016年10月23日/A5/676頁/1500円→1200円]

<目次>

・伸ばした手の先に  宮本大人

P.A.WORKS オリジナル作品にみる地域性

Perfume のイメージはどのように変化していったか

・なぜゲーム『ポケットモンスター』は長年愛され続けているのか?

サブカルチャー史におけるYMO

・「考察本」とは何か

・野球漫画において遊撃手の描写はどのような変遷をたどったのか

・なぜジャニーズファンはメンバー同士の仲の良さを好むのか

・人気が出ているアニメMAD に働いている要素とは

・アカペラ動画はアカペラ文化にどのような影響を与えたか

スタジオジブリ作品が描く日本の学園物語

・山ガールはどのように生まれ、変化してきたのか

・なぜ『モンスター娘』というジャンルが注目され始めたか

・『Hanako』・『Oz magazine』に女性が求める価値とは

ROCK IN JAPAN FESTIVAL の思想と発展

・POV 形式モキュメンタリー映画論

・旅行情報誌『るるぶ』はどのように旅行情報を提供してきたのか

・なぜショップ袋は再利用されるのか

・現在の日本のファッションと音楽の相関性について

・日本のグルメマンガのテーマ変遷と現在のトレンド

 

maps vol.5

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2016年5月5日/A5/510頁/1200円→1100円]
<目次>
・意味は、あるんです 宮本大人

・『おやすみプンプン』論

東京ディズニーランド/シーにおけるゲスト像の変化

・3D ホラーゲームの特徴とその変遷

・『 よつばと!』論

デモンズソウルは非同期型オンラインの先駆けか

・ショタの研究

東京事変の活動は椎名林檎にどのような影響を与えたのか

・女子高生向け現代少女漫画に描かれるファッションの役割

・「女子旅」の定番はどのように変化してきたのか

SEKAI NO OWARI の表現とファン

・なぜ朝食ブームは起こったのか

・「擬人化キャラクター」とは

・着回し特集から見る女性ファッション誌

・なぜ人は“ カフェ” でコーヒーを飲むのか

ご当地キャラと観光

・「 当て馬男子」論

 

maps vol.6

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2017年3月26日/A5/318頁/1000円→900円]
〈目次〉

・遅れる勇気 宮本大人

・商業施設の女性用トイレはどのように変化したか

・少女向け恋愛マンガにおける「扇形関係」

ジェームズ・ワンの恐怖の作法         

・女性ファッション誌とInstagramの関係性

ソフィア・コッポラの作品における「服飾」の持つ意味とは何か  

・SUPER JUNIORのMVの変遷

恩田陸作品における女性キャラクターとは

・『Friends』論

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの表現とその変遷   

・ビール類の売り上げに対する広告の効果

 

maps vol.7

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2018年3月26日/A5/262頁/800円]
〈目次〉

・いっしょに、迷子になる 宮本大人

魔法少女アニメにおける変身シーンの意味

・漫画『らんま1/2』における主人公の女体化の意味

・ゲーム『あんさんぶるスターズ!』と “ 時間”         

・メディアにおける猫のイメージはどのように変化してきたか

・嵐は何を歌っているのか

・『うたの☆プリンスさまっ♪』における楽曲の役割

・結婚式の変化とメディアはどのような関係にあるのか  

 

maps vol.8

発行:明治大学国際日本学部宮本大人ゼミナール
[2019年3月26日/A5/374頁/1000円]
〈目次〉

・一人では行けない遠くへ 宮本大人

・『東京喰種』論 

・イケメン像に男女差はあるのか 

桜庭一樹小説における少女とはどのような存在か

・「 デジモンテイマーズ」における男性像・女性像 

・メディアにおける新選組のイメージの変遷について

SHINee の日本語楽曲、および日本活動の特徴は何なのか 

・「食べログ」はなぜ人気なのか? 

・インターネットの怖い話に共通する傾向と頻出する要素とは何か 

・『 テニミュ』はどこへ向かうのか? 

 

私と、当の卒論を書いた卒業生たちがお待ちしております。ぜひ立ち寄って、手に取ってごらんいただければと思います。

次男三男とPIXARのひみつ展

f:id:hrhtm1970:20190421225559j:plainこういうのはとにかく早めに行っとかないと会期終盤は地獄になるので。

まだ始まって一週間、なのに昨日調べたら待ち時間が40分とかいう情報が出てきたので、10時半過ぎに着けるように出かけました。

今日もチケット購入列に40分待ちと表示されてましたが実際は30分弱くらい。

チケット購入後はスムーズに入場でき、会場内も適度な混雑って感じで、ほんと今日行ってよかったです。

外光が差し込む六本木ヒルズの展望台を使った展示なので、原画等の資料は一切なし。

アニメーション制作の行程(立体モデルを作る段階、動く立体の骨格や関節を決める段階、色を付ける段階、ものの表面の質感を作る段階、キャラクターに表情をつける段階、コマ撮りの段階等々)ごとに、実際に簡単にやってみられるようになってる体験型展示でした。

f:id:hrhtm1970:20190421225615j:plain

f:id:hrhtm1970:20190421225626j:plain上に載せた写真のように、モニターがあって、レバーいくつかとボタンいくつかを操作すると、色味が変わったり質感が変わったり、照明の具合が変わったり、腕の関節の数で動きが変わることを確認できたりする体験型展示が続きます。

等身大のバズ・ライトイヤーや、サリーとマイクと写真が撮れるフォトスポットとか、数分の解説映像が観られるモニター展示とかもありますが、上に書いた自分でやってみるやつがメインです。テーマパーク的な仕掛けとかゲーム的なものはないので、未就学児にはちょっと難しいかと。小学生くらいが一番楽しめる感じかなと思います。

というわけで、ウチの次男三男にはとても楽しかったようです。

どの体験モニターも2台以上ずつあって、2,3組しか並んでなかったので、次男も三男も特にストレスなく全部試せてました。これが全部10組待ちとかになってくるとちょっときついと思うので、とにかく早めの時期、早めの時間帯に行かれるのをお勧めします。

13時過ぎまで楽しんだ後は、ヒルズの地下でラーメン食べて帰宅、おやつはおうちで食べて、夜は三男と将棋、みたいな一日でした。

バリ島でSIMフリースマホにSIMロックがかかってしまった話

オクサンと長男がSIMフリースマホを使っていて(楽天モバイル利用)、家族でバリ島旅行に行くので、現地滞在中は現地の通信会社のプリペイドSIMカードを使おうとしたところ、オクサンの方がうまく行かなくて、結局滞在中Wi-Fiのないところでは、ネットにつなげなくなってしまった(LINEとかもできない)経験について、どなたかの参考になるかもしれないので、まとめておきます。2019年4月の話です。

 

海外でプリペイドSIMカードを使うという経験が(あまり)なく、SIMフリースマホの仕組みについても詳しくないという、今回バリ島行く前の私と同じような状態の方のために、結論というか重要な注意点だけ先に書いておきます。

 

1)日本で使っているSIMカードを現地で使えるものに交換すると、「PINコード」の入力を求められることがあります。

これは、スマホを他人に勝手に見られないように、開くときに入力する4~8桁の暗証番号のことです。指紋認証とか顔認証にしてたり、ウチのオクサンのように基本家でしか使わないし面倒だからロックかけてなかったりして、特に暗証番号を設定した覚えのない人は、日本で使ってる通信会社ごとの初期設定がありますので、それを入力します(楽天モバイルのようにドコモ系だと「0000」)。

 

2)「PINコード」の入力ミスを3回繰り返すと、今度は「PINロック解除コード(PUKコード)」というものの入力を求められるようになります。

このコードは当のSIMカードのケースやSIMカード自体の裏面に書いてある8桁とかの数字です。ケースに書いてなかったらカードを一回取り出して書き写して、またSIMカードを入れ直して、入力してください。SIMカードの出し入れの際はスマホの電源を落とすことが大事です。

「PINロック解除コード(PUKコード)」の誤入力を10回繰り返すと、今度はスマホ自体にSIMロックがかかってしまいます。SIMフリースマホじゃない状態になってしまうわけです。そうすると、元の日本の通信会社のSIMカードを入れ直しても認識しなくなってしまいます(オクサンのXperiaの場合、「SIMカードが挿入されていません」というメッセージが画面の上の方に流れていました)。

こうなると、もう日本に帰って日本の通信会社で事情を説明して、SIMカードの再発行をお願いするしかありません。楽天モバイルの場合、3000円で再発行できます。再発行されたSIMカードを挿入すると、再びデータ通信が使えるようになります。

 

と、こういうふうにまとめられるようになるまで、バリ島滞在中、子供がプールではしゃぐのを見ながら、延々と自分のスマホで検索していたわけですが、自分たちの経験を順を追って書いたのが以下です。

 

1)バリ島のデンパサール空港からホテルへ行く際、空港で客待ちしてるタクシーはぼったくりが多いとのことだったので、オクサンがいろいろ調べたところ、KLOOKという香港の業者の迎車サービスが安くて安心ということが分かり、なおかつ、迎車の際、現地のSIMカードを持ってきてセットしてくれるオプションもあったので、これを、SIMフリースマホを使ってる長男とオクサンの分、予約しました。

 

2)現地到着後、空港でクルマに乗る前にKLOOKのスタッフがSIMカード(XLというインドネシアで三番手の通信会社のものでした)を交換してくれるのですが、長男は問題なく行けたものの、オクサンが、「PINコードって何?」ってなって、「0000」でいいのに、自分が設定しがちな暗証番号をいくつか入れてしまい、誤入力3回でPINロック解除コードの方の入力を求められる状態になってしまいました。私は最初、荷物と次男三男のそばにいたため、なんかなかなか戻ってこないな…、うまくいかないのかな…ってなってから見に行ったのですが、その時点ですでにPINロック解除コードの方の入力を求められる状態になっていて、日本語の読めないKLOOKスタッフ(何人かいてあれこれ話したり試したりしてくれてた)が「これはもうだめだ、このカードは使えない」的なことを英語で言ってきて、長男のスマホからのテザリングでネットにつながる設定だけしてくれて、一回封を切ってしまったオクサン用のカードも、長男が1枚目を使い切ったら使えばいいと渡してくれたのでした。

思えば、この時点で、私がPINロック解除コードとは何かを知っていれば、あるいは、KLOOKスタッフが、今求められているのはカードの裏に書いてある番号だと分かっていれば、問題解決だったはずなんですが、7時間のフライトで飛行機に酔ったうえ、もともと暑さに弱い三男がグロッキー気味だったこともあり(空港の車寄せの辺りはエアコンが効いてなくて、クルマに乗る前に吐いてしまうくらい弱ってた)、早くホテルに移動したくて、なんちゃらコードについては後で調べれば何とかなるだろうとホテルに移動。

 

3)ここからが、今振り返ると痛恨のミスだったところなんですが、予定よりだいぶ遅れてホテルに着いて、ホテル内で夕食を取って、プールが夜も泳げると分かって、とりあえず泳ぎたい!となった次男三男をしばらく泳がせて、それから寝るまでの間に、あまり働かない頭で、何が起こっているのか皆目分からない状態から検索した限りでは、PINロック解除コードとは何かをちゃんと理解できず、中途半端な検索と、オクサンのスマホ自体の設定項目などを見て、それに基づく中途半端な憶測で、オクサンに色んな見当違いなコードを入力させてしまい、10回誤入力に達してしまったのでした。

 

4)で、ついに、SIMカードが挿入されているにもかかわらず、「SIMカードが挿入されていません」という表示が出る(購入した海外SIMの方も、もともと使っていた日本の格安スマホ会社のも)状態になってしまったわけですが、それがどういう状況なのか、自分がどういう致命的なミスを重ねてしまったのかを理解できるようになるまでに、その後数日、プールサイドで子供たちが遊ぶのを眺めながらひたすら検索するということになってしまったのでした。

 

5)途中、検索では色々よく分らないこともあったので、日本で使っている楽天モバイルカスタマーサービスに電話して聞こうとしたところ、「大変混み合っています」の状態になり、つながるまで保留音を聞き続けていたため、ここで結構な通話料金がかかることになり、あげく、つながった相談員は、それはその海外の会社の側からSIMロックがかかっている状態だから、ウチからはどうにもできない、その現地の業者に聞け、みたいなことを言うので、マジか…でもその会社のSIMも使えてないのに、なぜその会社からこの端末のロックが解除できたりするんだ…?となり、また検索、その会社のことも調べ始め…、端末(Xperia)自体のトラブルシューティングも調べ…と検索無間地獄状態に。

 

6)結局、これはもしかしたら端末の初期化とかまで行く話なのか…となりつつ、最後のチャンスということで、帰国の便の出発前に空港で、KLOOKじゃなく、そのSIMカード自体を販売しているXLの方のカウンターに行って、事情を説明し、XLの新しいSIMカードを入れてPUKコード入力で行けたりするのでは?とトライしたのですが、やはりそもそもSIMカードを入れても「挿入されていません」状態。

 

7)XLの人と、お互いグーグル翻訳を使いながら日本語とインドネシア語でやり取りしてて、おおむね全容を向こうも理解し、どうしようもない、となったところで、向こうは試行のために新品のSIMカードの封を切っているのに、その料金は要求されず、「そうか、残念だったな、グッドラック」みたいな感じで握手されて終わったので、こちらとしても「すまん、次来るときは必ずここで買うよ」って感じで別れられたのはよかったです。

 

8)で、結局帰国後すぐ楽天モバイルのお店に行き、事情を説明したところ、SIMカード再発行(3000円)であっさり原状復帰。こないだの相談員め…電話代4000円返せ…となったのですが、ま、被害が最小限に食い止められ(スマホそのものや保存されているデータ類には何も影響なし)、最短で復活できたので、合計数千円の高い授業料にはなりましたが、ま、やれやれ、という感じでした。

 

 9)デンパサール空港には、到着ロビーを出たところに、前述のXLや、最大手のTELKOMSELのカウンターがあり、その場でプリペイドSIMカードを購入できます。カードの交換もやってくれます。値段も別にKLOOKの方が安いとかではないですし、時間も大してかかりませんから、クルマはKLOOKに頼んで、SIMカードの購入、交換は、通信会社のカウンターでやった方がいいように思います。去年からインドネシアではSIMカードの購入の際、不正利用防止のため、パスポート番号などを伝えなければならないらしいのですが、KLOOKには予約者の自分のパスポート番号しか伝えていないので、オクサンのと長男のが用意されてて、何も聞かれないままカード入れてたのは、もしかするとグレーなことだったかもしれません。

 

という訳で、だらだら書いてしまいましたが、もしかすると誰かのお役に立てるかもしれないので、ということで。

バリ島行ってました

3月31日の朝から4月5日の夜まで、家族でバリ島に行ってました。

今年の春休み、長男(高1→高2)は大きな動きがなく、次男(小6→中1)は社交的な性格からして来年は部活とかで付き合ってくれなさそう、というわけで、3兄弟そろって家族旅行に付き合ってくれるのは今年がラストチャンスなのでは?と考えたオクサンが、例によって全部セッティングしてくれて、行ってまいりました。

バリ島はオクサンが20年前とさらにその5年前くらいに行ったことがあり、のんびりすることを主目的にして、ちょこちょこおいしいもの食べたり買い物したり、みたいな感じで、珍しくあまり細かくスケジュールを決めずに出かけました。

一番都会のクタというエリアの、バリ・ダイナスティ・リゾートというファミリー向けホテルに泊まって、基本、ホテルのプールと近場のショッピングモールいくつかで過ごす毎日でした。

日曜の夜着いて、早速夕食後プール、翌月曜日から水曜日までプール&モール、木曜のみウブドまで出かけて、モンキーフォレストというサルのたくさんいる森と、棚田の見えるカフェと、ウブドの中心エリアでお茶したり買い物したりして、最後の金曜はまたホテルのプールとモール、でした。

長男は、モールに食事に出かける時以外はずっと部屋で春休みの課題をやっていて、一度もプールに入らず、わざわざ出発前に水着を用意してやってたおかあちゃんを嘆かせていました(笑)。が、一番のグルメ(かつ、辛いもの好き)でもあるので、食事の時は、グーグル翻訳を駆使して、食べたことのない種類の料理と、見たことのない果物を選んで食べて、満足していました。

次男と三男は、よく毎日おんなじプールでおんなじことばっかしてて飽きないなと思うほど、毎日2,3回ホテルのプールに入り、数時間ずつ、遊んでました。そして自分はそれをプールサイドで眺めながら、はしゃぐ子供の写真撮ったり、時々スライダーを三男と一緒に滑ってドボンとしたりしてました。

あとは何でしょう、次男とオクサンが二人でモールに行って買い物、その間、三男ととうちゃんがプール、長男は部屋で勉強、ってパターンも何回かありました。次男がおしゃれに興味の出てきたお年頃なので、二人でアクセサリーやらガムランボールやら、買い物楽しめたようです。

ちょっと想定外だったのは、偏食かつ大食漢(米と甘いものは無限に食える)の三男が、自分が食べたいものだけアホみたいに食ってた結果、圧倒的野菜・果物不足になり、便秘になってしまい、間の悪いことに長時間車に乗ってウブドに出かける日に、便秘から来る不調がベースになって食欲不振&暑さ&車酔いで、棚田の絶景カフェでのランチの時に、特に何も食べられず、朝食をお戻しになってしまうという展開になったことでした。唯一の観光らしい日程の日だったのに、三男は一日グロッキー気味でかわいそうでしたが、夕方ホテルに帰った途端まさに水を得た魚のようにプールで1時間以上泳いで元気になってて、基礎体力自体はめちゃくちゃあるんだなと思わされました。

もう一つ想定外だったのは、初日、空港からホテルへのクルマ(空港で客待ちしてるタクシーはぼったくり率が高いらしい)をお願いしていたKLOOKという香港の業者さんが、現地で使えるSIMカードも用意してセッティングまでしてくれるという便利なサービスをオクサンが見つけて、SIMフリースマホを使ってるオクサンと三男の分をお願いしてたんですが、オクサンの方がうまく行かなくて、結局カード代は無駄になるわ、滞在中ずっとWi-Fiのないところでは使えない状態になってしまったことでした。

オクサンのスマホのトラブルについては、別エントリを立てますが、結局帰国後もともと使っていた楽天モバイルSIMカードを再発行してもらうことで(3000円)復活しました。

ま、そんないくつかの、さほど深刻ではないトラブルがあった程度で、おおむねずっと楽しくのんびり過ごせた旅でした。

次男三男は、外国の人とお互い片言で話すという経験を、小学校の英語の先生以外とでは、ほとんど初めて、まとまった形ですることになりました。その相手がプールの監視員のお兄さんたちや(めちゃ子供にフレンドリー)、飲食店の店員さんや、タクシーの運転手さんだったこともあり、基本的に楽しいコミュニケーションばかりだったので、外国の人と話すの楽しい!結構通じた!っていう感じで、最終日など、親が着いて行かなくてもどんどん自分たちだけで(小学校で習った英語と現地着いてからグーグル翻訳で調べたインドネシア語で)話しかけに行って、用を足せるようになってて、これはよかったなーと思いました。

あ、でも、そうだ、道端やモールの前とかでやたらフレンドリーに色々聞いてくる(どこから来たんだ、どこへ遊びに行くんだ、あれは見たかこれは見たか等々)人たちにおかあちゃんがそっけなくするのはなぜか、特に三男(小2→小3)が怪訝そうだったので、ケンタッキーでチキン食べながらちゃんと説明したところ「仲良くなりたいだけじゃないんだね!?」と納得してたんでした。

食事も楽しかったし(特にホテルの朝食ビュッフェがバリエーションも豊富だし、メニューも毎日結構入れ替わっていて、もちろん味もよかったので、すごくよかった)、楽しいパッケージのお菓子をお土産用にスーパーで買ったりとかもできました。

あと、ホテルの前の浜辺の夕暮れ時が絶景で、これもよかったです。

楽しかったことのディテールを書き出すと終わらなくなるので、いくつか写真貼って終わりにします。インスタにもまとめて写真載せようかなと思ってます。 

 

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明大の卒業式でした

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 今日は明治大学の卒業式、国際日本学部宮本大人ゼミナールは(7期生1名、8期生8名の)9名の卒業生を送り出しました。

 8期生は、偶数の代は最初からすぐ仲良くなって全体でのテンションが高くなるのジンクス通りで、途中離脱した学生も何人かいたんですが、やめる方も残る方もおたがいなるべくダメージが残らないように気を使ってくれてたように思います(教師はあまり何もできてない)。おかげでゼミとしてはいい空気感を維持したまま最後まで駆け抜けてくれました。

 卒論集も今年は卒業式に間に合いました。今まで卒業式の日に卒論集が渡せたのって、1,2,6期生だけで、3,4,5,7期生は間に合わなくて後日渡しになってたんですが、今年間に合ったので4勝4敗の五分に戻せました(笑)。5月12日のコミティアに申し込んでるので、当選したらそこで一般販売できます。力作ぞろいですよ。

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 めちゃくちゃ面白いエントリが多かったゼミブログも、恒例の「卒業にあたって」が今日でちょうど最終回を迎えてます。面白いですし、感動的ですし、ゼミ生たちがどんなふうにゼミの2年間を捉えてくれてるのかが分かりますので、ぜひさかのぼって読んでみてください。

burotema82.blog.fc2.com

 お気づきの方がいるとは思えませんが、例年卒業式についてのエントリは翌日アップのことが多いんです。この時間は打ち上げしてて、その後カラオケってことが多いので。

 今年はサークルの集まりとかで打ち上げの食事に来られない学生が多いので、思い切ってカラオケオールのみということになったため、今こうやって研究室でブログ書けてるという次第。みなさんが寝るころ自分はまだ歌ってると思います(笑)。

 ともあれ、あらためまして卒業おめでとう。この2年間で得たものがこの先の何かになりますように(ふわっとしすぎ)!

 

次男卒業式

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日付変わってしまいましたが、3月25日は次男の小学校の卒業式でした。

長男とは正反対で、社交性抜群、空気が読めてなんでもそこそここなせて、みんなに愛されるタイプの次男で、6年間、先生にも友達にも恵まれて、すごくいい小学校生活を送れたようです。

5・6年のクラスの先生がまた若くて、程よくアツくて、いい先生で、ほんとにこのクラスでよかったーって感じだったので、式典が終わったあと、校庭で先生やクラスメイトと別れを惜しんで写真撮ったり話したりって時間があるんですけど、その時間がほんとにキラキラしててよかったです。

12歳ともなると、生まれてから今までの時間の中で、親と一緒にいなかった時間の方がずっと長くなってるわけで、もう親が全部を知りえない次男自身の人生を生きてるんだよな、っていうのをあらためてかみしめる機会になって、何かそれがすごくよかったのでした。

 

ちなみに式は昼過ぎに終わったんですが、次男はお昼食べたらまた仲のいい子と遊びに行き、とうちゃんは式の間家で留守番してた三男とちょこっと公園に出かけてバドミントンして、夜はお祝いにみんなで外食行きました。そんな卒業式の一日でした。